ノートPCなどの汎用コンピュータやスマートフォン等の携帯用情報端末にインストールして使用する医療用途のアプリケーションソフトウェアは、日本では医療機器プログラムと呼ばれ、疾病診断用プログラム、疾病治療用プログラム、及び疾病予防用プログラムとして分類され、薬機法の規制対象となっています。また、国際医療機器規制当局フォーラム(IMDRF)では、このような医療機器プログラムをSaMD(Software as a Medical Device:医療機器としてのソフトウェア)と呼んでいます。
医療機器プログラム(SaMD:医療機器としてのソフトウェア)は医療機器の完成品であるため、その設計開発のインフラストラクチャーには、医療機器の品質マネジメントシステムISO 13485及びリスクマネジメントプロセスISO 14971の適用が必須となります。さらに、SaMDの主要構成品であるソフトウェア(コンポーネントしてのソフトウェア)の設計開発には、IEC 62304「医療機器ソフトウェア-ソフトウェアライフサイクルプロセス」の適用が必須となります。
本セミナーでは、新たな治療オプションとして注目されているデジタルセラピューティクスの米国FDAのDe Novo認可品(→薬機法の疾病治療用プログラムに該当)のDecision Summary(審査結果のサマリ)を参考にして、比較的低リスクな新医療機器に要求されるIEC 62304、ISO 13485、ISO 14971、IEC 62366-1、IEC 82304-1、臨床試験、薬事申請書/添付資料のリンケージ(繋がりや関連)を考察し、医療機器プログラム(SaMD)の承認申請をサポートする設計開発プロセスの構築方法について解説いたします。
セミナー概要
日時 | 2021年3月26日(金)13:00~17:00(4時間) |
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場所 | オンライン開催(Zoomウェビナー) |
プログラム内容 | ・事務連絡「医療機器プログラムの承認申請に関するガイダンスの公表について」(平成28年3月31日)及びその他関連通知の紹介 ・米国FDAのDecision Summary DEN200026(※)の解説 ・医療機器プログラム(SaMD)の新医療機器としての承認申請における設計開発プロセス構築の要件整理 ・IEC 62304、ISO 13485、ISO 14971、IEC 62366-1、IEC 82304-1の各規格の概要説明 ・医療機器プログラム(SaMD)の承認申請をサポートする設計開発プロセスの構築方法 ※Decision Summary DEN200026: FDAの公開情報であり、注意欠陥多動性障害(ADHD)を治療するデジタル治療機器のDe Novo request(2020年6月認可)の審査結果のサマリ |
講師 | 株式会社サン・フレア コンサルタント 鴛田 栄二 |
受講料 | 40,000円(税込み) ※上記は、オンライン参加1名様分の受講料となります。複数名で参加される場合は、人数分のお申込みをお願いいたします。 |
定員 | 20名程度 ※申込み多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。 |
キャンセルポリシー他 | キャンセルポリシーは以下の通りです。 ・開催日の10営業日前~5営業日前までのキャンセル:参加費の50% ・開催日の4営業日前~当日のキャンセル:参加費全額 ※本ウェブサイトよりお申込みをいただき、弊社より受付のお返事をお送りした時点でお申込みが完了となります。 ※お振込みの前後に関わらず、お申込み完了後はキャンセルポリシーが適用されます。 ※キャンセルポリシーの詳細やその他につきまして、下記ご案内を必ずご確認いただいた上でお申込みください。 医療機器プログラム(SaMD)の承認申請をサポートする設計開発プロセスの構築方法セミナーに関するご案内 |
備考 | ※本セミナーのご参加者にはご希望に応じて、修了証を発行いたします。 ※プログラム内容・講師等は一部調整される場合がございます。 ※本セミナーは医療機器・体外診断用医薬品メーカー様向けとなっております。コンサルタント等同業の方や、個人の方からの申込みはお断りする場合がございます。 |