ガイダンス文書には法的拘束力はありませんが、旧指令及び現行規則適用に対し、製造業者及びノーティファイドボディが準拠すべき共通のアプローチを示す文書として位置づけられています。ガイダンス文書には、旧指令ガイダンス文書(MEDDEV)、MDCGより承認を受けた、MDR対応のためのガイダンス文書であるMDCG文書、NBOG(Notified Body Operations Group、ノーティファイドボディ運営グループ)により作成され、MDCGにより承認を受けた、MDRにおけるノーティファイドボディの活動の指針を示す文書であるNBOG文書などがあります。
ガイダンス文書の一覧は次のとおりです。
2) MDCG文書
MDCG(Medical Device Coordination Group、医療機器調整グループ)とは、MDRにおいて新たに設置された、MDRの実施に際して欧州委員会に意見及び助言を行う機関です。MDRの条項の適用において、共通のアプローチを促進することを目的として、MDCGからガイダンスが発行されます。最新の情報は、欧州委員会ウェブサイトに掲載されています。